フランスのカーン大学の研究チームが興味深い実験を行っています。
マウスに遺伝子組み換えトウモロコシを
2年間与え続けてみると、身体中いたるところに腫瘍ができ、臓器不全を発症したというのです。
とくにメスは200匹のうち50~80%にこのような腫瘍が現れました。…
モンサント社は1901年にアメリカで設立された多国籍バイオ化学メーカーで
日本を含めて66カ国に進出している大企業。
ベトナム戦争で悪名高い枯葉剤を製造したことでも知られていて
遺伝子組み換えの種の世界シェアは、90%。ほぼモンサント。
遺伝子組み換え作物とF1種・・・
モンサント社はみずからを「生命科学企業」と位置づけ、私たちの命の糧である食料の世界支配を目指しています。その手始めは種です。
モンサント社は、この種の遺伝子の一部を組み換えることで種全体の特許を取得し、商品として独占しました。その種を自家採取して植えたり、さらには勝手に花粉が飛んできて交雑しただけでも(!)「知的所有権違反」で訴えられ、多額の賠償金を請求されるのです。モンサント社は世界中の種苗会社を買収していて、非GMの種を大量に仕入れるのは不可能なため、生産者は毎年モンサント社の種を買うほかないのが実状です。
遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモン。1世紀にわたるモンサント社のヴェールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証していく。
自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかける。 「世界の食料支配、それはどんな爆弾より脅威である・・・」と作中で語られる、世界の食物市場を独占しようとするモンサントの本当の狙いとは?
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