わたしたちが食べているもの。
今スーパーで並んでいる形の揃った綺麗な野菜たち
いま世界の農家で使われているほとんどの種が
「F1」と呼ばれる一世代限りしか使えない種。
そしてF1の中でもオシベがない「雄性不稔」と呼ばれる、生物学的には異常な種。
いまのF1のタネはほとんど海外採種。
JAで売られているのもほとんどF1で、しかも古い種です。
日本でも種子法廃止になって、そのあと自家採種禁止て。
種子法廃止の影響もまだ浸透してないのに、、、自家採種は1千万円以下の罰金。。。
種苗の自家増殖 「原則禁止」へ転換 海外流出食い止め
法改正視野、例外も 農水省 ▶︎
自家採種が禁止されるのではないか、まさかと思っている人が大半だと思いますが、日本農業新聞を見て下さい。本当に大変なことになりそうです。(山田正彦・元農林水産大臣)
✴︎種についての詳しい記事はこちら
種の野口さんのお話はわかりやすいのでぜひ読んでみてください。わたしたちの食。
わたしたちが食べてるお野菜の話。
人間の都合で自然の摂理を無視しすぎていることに気づかないと。。。
いま、流通している野菜で、家庭で調理されているのは3割を切ったそうです。この間まで4割くらいだと言われていたのに……。残りの7割は、外食、中食です。外食や中食は、形や重さなどの規格が揃っていなくてはダメなんです。固定種は、機械調理に向かないし、野菜の味が濃いために、均一に味付けできません。市場は、規格が揃っていて味付けしやすいF1野菜を、外食と中食産業のために仕入れている。家庭で調理する3割のためではありません」
スーパーで固定種の野菜を売ることは、まずできません。
遺伝子組み換えに代わる新たな生命技術として話題の「ゲノム編集」ですが、
東大などで、「世界初の植物ミトコンドリアのゲノム編集に成功」したそうです。
このニュースを朝日新聞は「花粉できない植物、ゲノム編集で可能に?」と報じ、
「花粉ができるかどうかを左右する遺伝子が特定できたことで、今後、花粉を
できなくする植物づくりを目指す。」と、このゲノム編集の目的を語っています。
こうして、世界中の穀物や野菜のタネが、子孫を作れない雄性不稔になります。
先の記事によると、(イネやナタネなどの)高等植物のミトコンドリアのゲノムは、哺乳類のものより10~1000倍も大きいそうです。ミトコンドリアの母系遺伝で、
子供が産めない遺伝子で満たされた植物ばかり食べることになる人間や動物。
F1技術で収量が増大しても、雄性不稔のタネの粒は小さく、咲いた花も小さく、
一つ一つの個体の生命力が弱くなっているのは、一見しただけで、わかります。
生命力発生装置であるミトコンドリアを弱める生命工学とは、何なんでしょう?
野口種苗研究所 [2019.8.14]
「F1とは、タネ屋にとって都合がいい形質が現れるようにした雑種の一代目」
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